副業Webライターの収入相場|いくら稼げるかをレベル別に解説

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副業Webライターの収入相場は月数千円から数万円まで幅があり、単価と稼働時間で大きく変わります。

2023年の経験者500人調査では50.8%が月収5,000円未満でした。ただし、回答者にはすでに辞めた人も含まれるため、現役ライターの平均月収を示す数字ではありません。BLOGUS+1

副業Webライターの収入相場はいくら?500人調査の全結果

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※画像はAIによるイメージ

副業Webライターの収入は、月5,000円未満が珍しくない一方、月5万円以上を得た経験がある人もいるというのが、公開調査から読み取れる実態です。

ただし、ひとつのアンケート結果を、そのまま現在の市場全体へ当てはめることはできません。まずは調査の対象と方法を確認しておきましょう。

株式会社Wooの調査概要

ブログ運営情報サイト「BLOGUS」を運営する株式会社Wooは、2023年3月14日、副業Webライター経験者500人を対象にしたアンケート結果を発表しました。

調査の主な条件は次のとおりです。

  • 調査期間:2023年2月15日~17日
  • 調査方法:クラウドワークス上のWebアンケート
  • 有効回答者数:500人
  • 対象:現在または過去に副業ライターを経験した人
  • 年代:10代~60代以上
  • 回答報酬:全項目への回答で税抜10円
  • 回答回数:1人1件まで

募集ページでは500件を上限とするタスク形式で実施され、完了件数も500件となっています。クラウドワークス+1

一方、回答者の男女比、年代別人数、経験年数、月間稼働時間、受注経路、得意ジャンルなどの詳しい構成は公表されていません。

クラウドワークス利用者を対象にした自己申告式アンケートであり、日本の副業Webライター全体から無作為に選んだ調査ではない点にも注意が必要です。

月収区分は500人分すべて掲載するとどうなる?

元の記事で公開されているグラフを区分ごとに整理すると、次の結果になります。

経験した月収 人数 全体に占める割合
0円~4,999円 254人 50.8%
5,000円~9,999円 109人 21.8%
1万円~2万9,999円 81人 16.2%
3万円~4万9,999円 31人 6.2%
5万円~9万9,999円 19人 3.8%
10万円~29万9,999円 5人 1.0%
30万円~49万9,999円 1人 0.2%
50万円~99万9,999円 0人 0%
100万円以上 0人 0%
合計 500人 100%

これまで一部の記事では、3万円~4万9,999円までの475人分だけが紹介され、残る25人の扱いが分かりにくくなっていました。

不足していた25人の内訳は、5万円~9万9,999円が19人、10万円~29万9,999円が5人、30万円~49万9,999円が1人です。公開グラフに表示された人数の合計は500人になります。BLOGUS+1

月収1万円未満は363人で、全体の72.6%です。

一方、月収1万円以上は137人で27.4%、月収5万円以上は25人で5.0%でした。

この数字を見る限り、「副業Webライターを始めれば、すぐに数万円になる」とは考えにくいでしょう。

ただし、質問は「現在の月収」だけではなく、「稼いでいる、または稼いだ月収」を尋ねています。現在の継続収入、最高月収、過去の一時的な月収が混在している可能性があり、平均月収や中央値を計算できる調査設計ではありません。クラウドワークス

調査で確認できるのは、経験者の半数が5,000円未満の月収帯を選んだことです。現役ライターの半数が現在も5,000円未満という意味ではありません。

ここを分けて読むことが、収入相場を誤解しないための大切なポイントです。


2026年の副業Webライター案件は文字単価いくら?

2026年7月に公開されている案件を見ると、初心者向けの1円前後から、専門知識を求める3円程度まで幅があります。

ただし、募集案件は日々入れ替わります。以下は2026年7月25日時点で確認できた公開案件の一例であり、市場全体の平均を算出したものではありません。

公開案件の単価 主な仕事内容・条件 読み取れるポイント
1.1円 推し活記事、2,000~3,000文字、初心者向け、AI利用可 経験が少ない人も対象だが、1記事の報酬は2,000円から
2円 健康診断に関する1,200~1,500文字、公式資料の調査と事実確認 短い記事でも正確性を求められる
1~1.5円で開始、最大2.5円 仮想通貨・Web3、英語資料の調査、画像作成、SEO、WordPress入稿 表示される上限単価と開始単価が異なる
3円 遠隔監視やシリアル通信、企画・構成・画像選定を含む 元社内SE、SEOライター歴3年以上などの条件あり
3円 YouTubeショート用の約500文字のシナリオ 単価は高くても総額は1本1,500円。低額のテスト制作が設定される場合あり

1.1円の案件では、初心者を対象に2,000~3,000文字の記事を1本2,000円から募集し、AIツールの利用も認めていました。クラウドワークス

健康診断を扱う案件では、詳細欄に1文字2円と記載され、厚生労働省や専門機関の資料を使った調査と、AIが生成した内容を含む事実確認を求めています。募集タイトルと概要欄の単価表示が一致していない部分もあり、案件カードだけでなく詳細条件まで読む必要があります。クラウドワークス

仮想通貨・Web3の記事では、案件名に1~2.5円と書かれているものの、正採用後の開始単価は1~1.5円でした。

さらに、英語情報の調査、スクリーンショットや画像の作成、SEOの知識、WordPress入稿などが求められ、テストライティングは1文字0.5円とされています。クラウドワークス

文字単価3円のIT関連案件では、本文執筆だけでなく企画、構成、画像選定まで担当範囲に含まれていました。

応募条件には、元情報システム担当者またはIT管理者としての知見、SEOライター経験3年以上、オンライン資料による根拠確認などが挙げられています。クラウドワークス

この違いから見えてくるのは、単価が上がるほど文章量ではなく、専門性と担当範囲への対価が大きくなることです。

クラウドワークスの発注者向け案内でも、初心者は0.5円程度、一般的な記事は1円前後、専門知識が必要な記事は2~5円程度、実績のあるライターには3円以上が設定される場合があると説明されています。

同案内は2020年公開のため最新統計ではありませんが、2026年7月の公開案件にも、おおむね重なる価格帯が確認できます。クラウドワークス+2クラウドワークス+2

文字単価3円でも高収入とは限らない

文字単価3円という表示だけを見ると、かなり条件のよい仕事に感じるかもしれません。

けれども、約500文字で1本1,500円のシナリオ案件では、選考時に1本100円のテスト制作を依頼する場合があると記載されています。500文字を書けば、テスト時の計算上の文字単価は0.2円です。クラウドワークス

反対に、同じ3円でも、5,000文字の記事に企画や画像選定を含む案件では、1本の報酬額は大きくなる一方、調査と構成に相応の時間がかかります。クラウドワークス

つまり、確認したいのは次の4点です。

  • 本契約とテストの報酬はそれぞれいくらか
  • 文字数と月間発注本数はどのくらいか
  • 構成、画像、入稿、修正は報酬に含まれるか
  • 専門知識や実務経験をどの程度求められるか

単価は値札であり、仕事内容の重さまでは表してくれません。

募集タイトルだけで判断せず、契約金額、作業範囲、納期、修正回数まで読んでから応募することが大切です。


副業Webライターはいくら稼げる?月収別に試算

副業Webライターの報酬は、基本的に次の式で試算できます。

文字単価×執筆文字数×納品本数=契約上の執筆報酬

ここでは比較しやすいように、1記事3,000文字として計算します。

以下は平均収入ではなく、単価と本数を当てはめた計算上のモデルです。

文字単価 月の納品本数 月間文字数 報酬の試算
0.5円 4本 1万2,000文字 6,000円
1円 4本 1万2,000文字 1万2,000円
1.2円 8本 2万4,000文字 2万8,800円
2円 8本 2万4,000文字 4万8,000円
3円 8本 2万4,000文字 7万2,000円

初心者が月1万円を目指す場合

文字単価1円なら、月1万文字で報酬1万円です。

3,000文字の記事なら月3本で9,000円、4本で1万2,000円になります。

ただし、最初から毎月4本受注できるとは限りません。

案件探し、応募、テスト、契約条件の確認にも時間がかかります。初月の目標を「月1万円」だけにせず、まずは1件を契約条件どおりに納品し、次の依頼につなげるところまで含めて考えるほうが現実的です。

月3万円を目指す場合

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※画像はAIによるイメージ

文字単価1円なら月3万文字、1.5円なら月2万文字が必要です。

3,000文字の記事に置き換えると、1円では月10本、1.5円では月7本ほどになります。

本業が週5日ある人にとって、月10本は週2~3本のペースです。

1記事に調査から修正まで5時間かかれば、月50時間ほどを使います。平日の夜だけで進めるのか、休日にも作業するのかを先に考えておきたい本数です。

月5万円を目指す場合

文字単価1円では月5万文字、2円では月2万5,000文字が必要です。

文字単価2円で3,000文字の記事を月8本書くと4万8,000円、9本で5万4,000円になります。

ただし、2円前後の案件では、構成作成、公式資料の確認、画像準備、WordPress入稿などを求められることがあります。

文章を書く速さだけでなく、正確に調べ、指定された形式まで仕上げる力が必要です。

月10万円を目指す場合

文字単価2円なら月5万文字、3円なら約3万3,334文字が計算上の目安です。

3円で3,000文字の記事なら、月12本で10万8,000円になります。

ところが、現在公開されている3円案件の一例では、企画、構成、画像選定、専門分野の知見まで求められています。単純に「3,000文字を書く時間」だけで予定を立てると、実際の負担とずれやすくなります。クラウドワークス

月10万円は、記事数を増やすだけでなく、得意分野、継続案件、周辺業務の報酬設計を整えた先で検討する金額と考えたほうがよいでしょう。

手取り額は契約金額より少なくなる場合がある

クラウドソーシングサービスを利用すると、契約金額からシステム利用料などが差し引かれる場合があります。

クラウドワークスでは、10万円以下の部分に20%、10万円超20万円以下の部分に10%、20万円を超える部分に5%のシステム利用料が設定されています。

公式の計算例では、税抜1万円の契約に対し、税込の受取額は8,580円です。銀行への振込時には、振込手数料が別途かかる場合もあります。クラウドワークス

ランサーズでは、受注者側のシステム手数料は税込契約金額の16.5%です。lancers

同じ「報酬1万円」でも、税抜か税込か、手数料を含むか、源泉徴収の対象かによって振込額は異なります。

サービスの料率や振込条件は変更される可能性があるため、契約時には各サービスの最新案内を確認してください。

収入を判断するときは実質時間単価を見る

報酬3,000円の記事に、応募、調査、執筆、修正を合わせて6時間かかった場合、手数料などを差し引く前の時間単価は500円です。

一方、報酬3,600円の記事を、慣れた分野で3時間で仕上げられれば、同じ計算で1,200円になります。

記録するときは、本文の執筆時間だけでなく、次の時間も含めます。

  • 案件探しと応募
  • 指示書の確認
  • 情報収集と出典確認
  • 構成作成
  • 執筆と推敲
  • 画像の準備
  • 入稿と装飾
  • 修正と連絡

ここまで含めた時間で割ると、その案件を続ける意味が見えやすくなります。


副業Webライターを辞めた人が多いのはなぜ?

500人調査では、調査時点で副業Webライターを続けていた人が228人、すでに辞めていた人が272人でした。

辞めた人は全体の54.4%です。BLOGUS+1

272人が選んだ理由は次のとおりです。

  • 想定よりも大変だった:77人
  • 執筆の時間が取れない:57人
  • 想定よりも稼げなかった:56人
  • 仕事が取れない:38人
  • 自分には向いていないと思った:27人
  • その他:17人

最も多い「想定よりも大変だった」は、辞めた人の約28.3%です。

「時間が取れない」は約21.0%、「想定よりも稼げなかった」は約20.6%で、この3項目だけで約7割を占めます。ATpress

「文章が好き」と「依頼された記事を書く」は違う

同じ調査では、副業Webライターを選んだ理由として「文章を書くことが好きだから」が220人で最多でした。BLOGUS

文章が好きなことは、始めるきっかけになります。

けれども、仕事で求められるのは、自分が自由に書きたい文章だけではありません。

指定されたテーマを調べ、検索する読者の疑問に合わせ、根拠を示し、決められた表記と納期を守って仕上げます。修正依頼があれば、意図を読み取って直す必要もあります。

ここに、始める前の想像とのずれが生まれやすいと考えられます。

文章力より先に時間の不足が表れやすい

記事の内容に合う図3
※画像はAIによるイメージ

本業が終わった後に毎日2時間使えると思っていても、残業、家事、育児、体調によって予定どおりに進まない日はあります。

自宅でできることと、短時間で終わることは同じではありません。

副業Webライターを試す段階では、使える時間のすべてを受注で埋めず、連絡や修正に使う余白を残すことが大切です。

月8本書けそうだと思っても、最初は月2~4本で実際の所要時間を測る。その結果から本数を増やすほうが、納期に追われにくくなります。


副業Webライターの収入を伸ばすには?

副業Webライターの収入を伸ばすには、記事数を増やす前に、自分が報酬を得やすい仕事の条件を明らかにすることが先です。

現在の募集案件から見ると、単価差を生みやすいのは、文章の華やかさだけではありません。

1.希望する案件に合わせてサンプル記事を作る

実績のない段階では、自分でサンプル記事を用意できます。

希望する分野の検索キーワードをひとつ決め、タイトル、構成、本文、参考資料までそろえます。

IT案件を希望するなら、IT用語を説明するだけでなく、公式マニュアルや仕様書を確認した記事にします。

金融や健康に関わる分野では、個人ブログの情報だけで結論を出さず、行政機関、業界団体、企業の公式資料など、情報の出どころを明確にします。

公開済みの受託記事を実績として提示するときは、発注者から公開許可を得ているか確認してください。署名がない記事や秘密保持の対象となる記事を、無断で自分の実績として掲載することは避けましょう。

2.得意分野と周辺業務を組み合わせる

2026年7月の3円案件では、専門知識に加えて、構成、画像選定、根拠確認まで求められていました。クラウドワークス

仮想通貨案件では、英語資料の調査、画像作成、SEO、WordPress入稿が条件に含まれています。クラウドワークス

このことから、単価を上げる道筋は「文章を速く書く」だけではなく、次のように考えられます。

  • 事務職の経験+業務効率化の記事
  • 販売職の経験+接客や店舗運営の記事
  • ハンドメイド経験+材料やネット販売の記事
  • IT実務+公式仕様の調査
  • 執筆+構成作成
  • 執筆+WordPress入稿
  • 執筆+取材や画像準備

持っていない資格や経験を名乗る必要はありません。

自分が実際に経験した分野と、正確に調べられる作業をひとつずつ組み合わせるほうが、信用につながります。

3.本契約だけでなくテスト条件も確認する

募集欄に「3円」と書かれていても、テスト制作では別の報酬が設定される場合があります。

また、「最大2.5円」と書かれた案件でも、開始時は1~1.5円という例があります。クラウドワークス+1

応募前には、次の内容を確認します。

  • テストの文字数と報酬
  • 不採用時の原稿の扱い
  • 本契約後の開始単価
  • 単価が上がる条件
  • 修正回数の目安
  • 著作権や実績公開の条件

テストだから低額でも受けるべき、とは一概にいえません。

実際に使われる完成原稿を長文で求められる場合や、複数本の低額テストが続く場合は、使う時間と得られる機会を落ち着いて比べてください。

4.継続後も1記事ごとの時間を記録する

同じ発注者から継続依頼を受けると、指示書や好みが分かり、作業時間を短縮できることがあります。

一方、修正が増え続けたり、契約時になかった作業が追加されたりすれば、継続するほど実質時間単価が下がる場合もあります。

案件ごとに、報酬、手数料、総作業時間、修正回数を記録しましょう。

3~5本分の記録があれば、「自分の執筆が遅いのか」「調査範囲が広すぎるのか」「修正条件が合わないのか」を分けて考えられます。

単価交渉をするときも、担当範囲や成果を具体的に伝えやすくなります。


副業Webライターの収入相場をどう見るべき?筆者の考察

ここからは、2023年の500人調査と、2026年7月に公開されていた募集条件を踏まえた筆者の見解です。

本記事では現役ライターや発注者への独自インタビューは実施して

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