会社員が副業Webライターを続けるコツ|平日のスケジュール実例

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会社員の副業Webライターは、週10時間を確保できても、3,000字1本を8時間で組み、2時間を予備に残す計画が現実的です。

この記事では、朝45分+夜75分を基本に、月曜日から金曜日までの作業を合計8時間へ収めるスケジュール例を紹介します。

残業や修正が入ったときの組み直し方、受注前に確認したい案件条件まで、自分の生活へ置き換えられる形で整理しました。

  1. 会社員の副業Webライターは平日何時間を確保すればよい?
    1. 「書ける時間」ではなく「翌週も繰り返せる時間」で考える
    2. 初心者は平日30分からでも始められる
  2. 会社員の副業Webライター平日スケジュール例は?
    1. 朝45分には「決める仕事」を置く
    2. 夜75分には「進める仕事」を置く
    3. 通勤時間は「予備」として扱う
  3. 3,000字案件を1週間で納品する時間配分は?
    1. 月曜日は90分|条件確認と調査を始める
    2. 火曜日は105分|調査を終えて構成を作る
    3. 水曜日は105分|本文を前半から進める
    4. 木曜日は105分|本文を完成させて推敲へ入る
    5. 金曜日は75分|確認と納品に集中する
  4. 残業日・在宅勤務日・家庭の予定はどう調整する?
    1. 残業した日は作業を0〜15分へ減らす
    2. 在宅勤務日は浮いた時間を全部使わない
    3. 子育てや介護がある場合は「毎日型」にこだわらない
    4. 本業の繁忙週は受注上限を6割まで下げる
  5. 受注前に確認すべき時間条件と会社の副業ルールは?
    1. 8時間に収まらない案件条件を見分ける
    2. 報酬は文字単価だけでなく総作業時間で見る
    3. 実案件は3〜5件分の作業記録を残す
    4. 厚生労働省の2025年12月版モデル就業規則で変わったこと
    5. 副業を始める前に確認する5項目
  6. 考察|受注量は「空き時間」より「回復できる時間」で決める
    1. 週2時間の余白は、納期を守るための仕事である
    2. 8割ルールが向かない案件もある
    3. 続く人は、毎日止まらない人ではなく、早く戻れる人
  7. まとめ

会社員の副業Webライターは平日何時間を確保すればよい?

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※画像はAIによるイメージ

初心者は、まず平日30分〜2時間の範囲から始め、1週間の確保時間をすべて受注案件で埋めないことが大切です。

この記事で使う時間配分の結論は、次の3点です。

  • 平日2時間を5日確保できる場合、1週間の作業可能時間は10時間
  • 3,000字案件の想定作業時間は、全工程を含めて8時間
  • 残り2時間は、残業、調査の遅れ、修正、体調変化に備えて空ける

この記事では、この考え方を「週8割ルール」と呼びます。

計算方法は、次のとおりです。

受注案件へ割り当てる時間の目安=確保できる副業時間×0.8

週10時間を確保できる人なら、案件へ割り当てる時間は8時間です。

ただし、週8割ルールは公的機関が定めた基準ではありません。会社員が予定変更へ対応するために筆者が提案する、受注計画上の目安です。

本業の繁忙期や子育て、介護、通院などで予定が変わりやすい場合は、8割ではなく6〜7割まで下げても構いません。

むしろ、毎週使い切れないほどの時間を予定表に残しておくことが、長く続けるための小さな堤防になります。

「書ける時間」ではなく「翌週も繰り返せる時間」で考える

一日だけなら、帰宅後に3時間や4時間作業できる日もあるでしょう。

けれども、その時間を基準に受注すると、残業日や疲れている日に計画が崩れやすくなります。

副業Webライターの作業時間は、最も元気だった日の記録ではなく、少し疲れた平日にも再現できる時間から決めるほうが現実的です。

厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、成人は個人差を踏まえながら、6時間以上を目安として必要な睡眠時間を確保することが示されています。同資料は睡眠時間だけでなく、睡眠で休めたと感じる「睡眠休養感」も重視しています。

「6時間眠れば十分」と機械的に考えるのではなく、日中の眠気や疲労感、本業への集中力も含めて判断する必要があります。

副業時間を決める前に、次の点を確認してみてください。

  • 翌日の本業で眠気や集中力低下が起きていないか
  • 食事、入浴、家事、家族との時間を後回しにしていないか
  • 同じ予定を翌週にも繰り返せそうか
  • 作業をしない日を設けても納期に間に合うか

平日の空白は、すべて仕事を入れるための場所ではありません。

何も予定を入れない時間も、次の日に戻ってくるための大切な工程です。

初心者は平日30分からでも始められる

まだ案件を受注していない時期は、毎日2時間を確保する必要はありません。

生活状況に応じた目安を整理すると、次のようになります。

状況 平日の作業時間の目安 主な作業
副業Webライターを検討中 30分程度 案件条件の確認、基礎学習
初めて応募する時期 30分〜1時間 募集の比較、提案文、見本記事の整理
3,000字案件を受注中 1〜2時間 調査、構成、執筆、確認
本業の繁忙期 15〜30分 連絡確認、進捗整理、納期相談
午後9時以降に帰宅した日 0〜15分 緊急連絡と翌日の準備のみ
休日を中心に書く週 平日30分程度 資料確認や見出し作成

毎日同じ時間を働くことより、納期までに必要な工程を終えられるよう、1週間全体で配分することが重要です。

30分しか使えない日でも、「資料を1件確認する」「見出しを2つ作る」と決めれば、記事は少しずつ前へ進みます。


会社員の副業Webライター平日スケジュール例は?

残業が少ない会社員を想定すると、朝45分で判断する作業を行い、夜75分で手を動かす作業を行う形が一つの例になります。

ここで紹介する時間は、筆者が受注したWebライター案件の実測値ではありません。

筆者は、ハンドメイドの制作や発信を趣味から副業へ育てる過程で、作業を小さく分け、予定に余白を残す大切さを感じてきました。ただし、Webライターの執筆速度や案件条件は人によって異なるため、以下は条件を固定した検証用シミュレーションとして示します。

想定条件は次のとおりです。

  • 本業は午前9時から午後6時
  • 通勤は片道30分
  • 起床は午前6時30分
  • 就寝は午後11時30分
  • パソコン作業は平日1日最大2時間
  • 本業の勤務時間中は副業を行わない
  • 通勤中の作業は納品計画に含めない

一日の流れは、次のようになります。

時間 生活・本業 副業Webライターの作業
6:30 起床、身支度 なし
7:00〜7:45 朝の作業時間 調査、構成、事実確認
7:45〜8:30 朝食、通勤準備 なし
通勤中 移動 資料を読む、連絡を確認する
9:00〜18:00 本業 副業は行わない
昼休み 食事、休憩 必要な場合のみ短いメモ
18:00〜19:00 帰宅 原則として休む
19:00〜21:00 夕食、家事、入浴 なし
21:00〜22:15 夜の作業時間 執筆、推敲、入稿準備
22:15〜23:30 自由時間、就寝準備 翌日の最初の作業を記録
23:30 就寝 なし

朝と夜を合わせると、作業可能時間は1日2時間です。

ただし、毎日2時間を使い切るわけではありません。今回の週間計画では、曜日によって75分から105分だけ使い、使わなかった時間を週2時間の予備として残します。

朝45分には「決める仕事」を置く

朝は、夜よりも本業の疲労や予定外の連絡に影響されにくい時間です。

次のような、考えて方向を決める作業に向いています。

  • 検索する読者の疑問を整理する
  • 記事で最初に伝える結論を決める
  • 見出しの順番を作る
  • 統計や制度の発表主体を確認する
  • 前日に書いた文章の不足を探す

朝から「本文をできるだけ長く書く」と決めると、出勤時刻が近づくほど焦りやすくなります。

「公式資料を2件確認する」「見出しを3つ作る」など、45分で区切れる作業を置くと、途中でも止めやすくなります。

夜75分には「進める仕事」を置く

夜は、朝に作った構成に沿って本文を書く時間にします。

疲れた状態で「今日は何を書くのか」から考え始めると、調査と執筆を行き来し、時間を使いやすくなります。

夜に向いているのは、次のような作業です。

  • 決めた見出しの本文を書く
  • 重複した説明を削る
  • 語尾や表記を整える
  • 指定された形式へ入稿する
  • 納品前のチェック項目を確認する

夜の終了時刻を午後10時15分と決めた場合は、文章の途中でも一度止めます。

終わらないたびに就寝時刻を延ばすと、納期を守るための計画が、体力を前借りする計画へ変わってしまうからです。

通勤時間は「予備」として扱う

通勤中に資料を読んだり、クライアントからの連絡を確認したりすることはできます。

ただし、混雑、通信環境、乗り換え、疲労によって作業できない日もあります。

そのため、納品スケジュールは朝と夜のパソコン作業だけで成立させます。

通勤中に進んだ分は、予定を守るための必須時間ではなく、夜の負担を少し軽くする予備として扱うのがおすすめです。


3,000字案件を1週間で納品する時間配分は?

3,000字の記事は、月曜日から金曜日までの作業を工程別に分け、合計8時間で納品する計画を立てられます。

ここで大切なのは、「本文3,000字を書く時間」だけで見積もらないことです。

案件には、募集要項やマニュアルの確認、調査、構成、事実確認、入稿、納品連絡も含まれます。

今回の想定作業時間は、次のとおりです。

工程 想定時間
募集要項・マニュアル確認 20分
検索意図と結論の整理 30分
資料調査・事実確認 100分
見出し構成 45分
本文執筆 190分
推敲・表記調整 55分
最終確認・入稿・納品連絡 40分
合計 480分(8時間)

この8時間は、特定案件の平均値や筆者の実績ではありません。

一般的なSEO記事を想定し、時間配分を検討するために設定したモデルです。専門知識が必要なテーマ、画像選定、WordPress入稿、装飾、複数回の修正がある案件では、8時間を超える可能性があります。

反対に、本業経験を生かせる分野や、継続案件でマニュアルに慣れている場合は短くなることもあります。

月曜日は90分|条件確認と調査を始める

月曜日は、朝45分と夜45分の合計90分だけ作業します。

  • 朝20分:募集要項とマニュアルを確認する
  • 朝25分:検索する読者の疑問を整理する
  • 夜5分:記事の結論を一文で決める
  • 夜40分:一次資料や公式情報を探す

夜75分のうち30分は使わず、早い段階から予備として残します。

初日に本文を書き始めないのは、後から条件の見落としに気づき、大きく書き直す事態を減らすためです。

文字数より先に、「誰へ、何を、どの順番で伝えるか」を決めます。

火曜日は105分|調査を終えて構成を作る

記事の内容に合う図2
※画像はAIによるイメージ

火曜日は、朝45分と夜60分の合計105分です。

  • 朝45分:資料調査と数字、日付、固有名を確認する
  • 夜15分:不足している資料を補う
  • 夜45分:見出し構成を完成させる

ここまでで、資料調査は合計100分、構成は45分になります。

夜は15分を使わずに残します。

構成を作るときは、各見出しの直下に「この見出しで最初に答える一文」をメモしておくと、翌日の執筆で迷いにくくなります。

水曜日は105分|本文を前半から進める

水曜日は、朝45分と夜60分を本文執筆へ使います。

合計105分で、導入文と前半の見出しを書き進めます。

この段階では、表現を細かく整えるよりも、次の要素がそろっているかを優先します。

  • 見出しの疑問へ最初に答えているか
  • 結論の理由が書かれているか
  • 数字や固有名の根拠を確認できるか
  • 読者が行動へ移せる具体例があるか

文章を書きながら何度も冒頭へ戻ると、限られた時間が小さな言い換えで終わりやすくなります。

下書きと推敲を分けることで、進捗が見えやすくなります。

木曜日は105分|本文を完成させて推敲へ入る

木曜日は、朝45分と夜60分の合計105分です。

  • 朝45分:本文の続きを書く
  • 夜40分:本文を最後まで書く
  • 夜20分:重複や分かりにくい箇所を直す

水曜日の105分と木曜日の85分を合わせると、本文執筆は190分です。

木曜日の夜までに下書きが完成すれば、金曜日を執筆ではなく確認へ使えます。

クライアントの納期が金曜日でも、木曜日を自分の下書き完成日に設定しておくことで、急な修正にも対応しやすくなります。

金曜日は75分|確認と納品に集中する

金曜日は、朝35分と夜40分の合計75分です。

  • 朝35分:数字、固有名、誤字、表記、見出しとの対応を確認する
  • 夜40分:指定形式への入稿、リンク確認、納品連絡を行う

ここまでの合計は、次のとおりです。

月曜90分+火曜105分+水曜105分+木曜105分+金曜75分=480分(8時間)

平日に1日2時間、週10時間を確保しているため、残る予備時間は正確に120分(2時間)です。

この2時間があれば、30分の残業が4日続いた場合や、追加調査に1時間、軽い修正に1時間かかった場合にも、計画を組み直せます。

早く終わった週も、すぐに別案件を追加する必要はありません。

案件探し、作業記録、ポートフォリオの整理へ使えば、翌週の仕事を増やしすぎずに前へ進めます。


残業日・在宅勤務日・家庭の予定はどう調整する?

通常どおり作業できない日は、無理に予定を守るのではなく、納期までに残っている工程を組み替えます。

会社員の副業Webライターに必要なのは、予定を一度も崩さないことではありません。

予定が崩れた日に、どの作業を捨て、どの作業を残すか決められることです。

残業した日は作業を0〜15分へ減らす

午後9時以降に帰宅した日は、通常の夜75分を行わない選択も必要です。

確認するのは、次の3点だけで十分です。

  • クライアントから期限のある連絡が来ていないか
  • 納期までに残っている工程は何か
  • 次にパソコンを開いたとき、最初に何をするか

緊急性がなければ、作業をせずに休みます。

「明日の朝は見出し3の公式資料を確認する」と一行残しておけば、再開時に記事全体を読み直す時間を減らせます。

一方、残業によって納期へ影響する見込みが出た場合は、間に合わなくなってからではなく、分かった段階でクライアントへ相談します。

在宅勤務日は浮いた時間を全部使わない

在宅勤務では通勤時間がなくなりますが、その時間をすべて副業へ回す必要はありません。

本業の直前まで執筆し、終業直後に再びパソコンへ向かうと、仕事を切り替える時間がなくなります。

通勤が往復60分だった場合は、30分だけを朝の作業へ加え、残りは散歩、家事、休憩に使う方法があります。

在宅勤務日は副業の総量を増やす日ではなく、夜の作業を朝へ移す日と考えると、生活のリズムを守りやすくなります。

子育てや介護がある場合は「毎日型」にこだわらない

家族の予定が変わりやすい人は、月曜から金曜まで毎日同じ時間を確保する計画が合わないこともあります。

たとえば、次のように週3回の長めの作業へ組み替えられます。

作業日 時間 主な工程
火曜日 90分 条件確認、調査
木曜日 120分 構成、本文前半
土曜日 210分 本文後半、推敲
日曜日 60分 最終確認、納品
予備 120分 予定変更、修正

作業量が同じでも、毎日少しずつ進める方法と、週末にまとめる方法では負担の感じ方が異なります。

自分や家族の生活に合わない時間割を守ろうとするより、納期と工程だけを固定し、曜日を動かせるようにしておくほうが現実的です。

本業の繁忙週は受注上限を6割まで下げる

週8割ルールが機能しにくいのは、本業の予定が読めない時期です。

月末、決算期、異動直後、繁忙期などは、平日に10時間確保できる予定でも、実際には半分しか使えない可能性があります。

そのような週は、受注上限を8時間ではなく6時間以下に下げます。

すでに受注した案件がある場合は、繁忙期の前週に調査や構成を進めておく方法があります。

収入目標を毎週同じにすると、本業の波へ副業を合わせられません。週ごとの受注本数ではなく、月全体の作業時間で考えると調整しやすくなります。


受注前に確認すべき時間条件と会社の副業ルールは?

3,000字という文字数だけでは、案件に必要な時間を判断できません。

同じ文字数でも、調査範囲、画像、入稿、連絡頻度によって総作業時間は大きく変わります。

8時間に収まらない案件条件を見分ける

記事の内容に合う図3
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次の条件がある案件は、今回の8時間モデルをそのまま使えない可能性があります。

  • 医療、法律、金融など慎重な確認が必要なテーマ
  • 指定された資料が多い
  • 画像選定や画像加工が必要
  • WordPressへの入稿と装飾が含まれる
  • 商品情報や価格の確認が多い
  • 詳細な構成案の提出が必要
  • 修正回数が決まっていない
  • 納期が受注後24〜48時間と短い
  • 平日の日中に頻繁な返信を求められる

案件を受ける前に、本文以外の作業を書き出してみてください。

たとえば、本文執筆が3時間でも、調査2時間、構成1時間、入稿1時間、修正1時間なら、合計8時間です。

画像選定やCMS入稿が加わって合計10時間になるなら、週10時間しか確保できない人にとって、その案件は予備時間をすべて使う計画になります。

報酬は文字単価だけでなく総作業時間で見る

受注条件を比べるときは、文字単価だけでなく、想定する総作業時間も確認します。

判断に使える計算式は、次のとおりです。

案件の時間当たり報酬の目安=受取見込み額÷納品までの総作業時間

ここでいう総作業時間には、次の工程も含めます。

  • 募集要項やマニュアルを読む時間
  • クライアントとの連絡
  • 調査と構成
  • 本文執筆
  • 画像や入稿
  • 修正対応

時間当たりの金額だけで案件の良し悪しが決まるわけではありません。

未経験分野を学べる案件や、実績として公開できる案件を選ぶ考え方もあります。

ただし、毎回予想を大きく超えて時間がかかる場合は、睡眠を削って埋め合わせるのではなく、条件交渉、作業範囲の確認、継続辞退を含めて見直す必要があります。

実案件は3〜5件分の作業記録を残す

自分に合う受注量を知るには、一般的な目安より、自分の実測値が役立ちます。

最初の3〜5件は、次の項目を記録してください。

記録する工程 実際にかかった時間
条件・マニュアル確認

調査

構成

本文執筆

推敲・事実確認

入稿・画像

連絡・修正

合計

3件以上記録すると、「3,000字なら何時間」という粗い予想から、「このテーマ、この発注条件なら何時間」という具体的な見積もりへ変わります。

筆者としては、初めて得る報酬だけでなく、この作業記録も大切な成果だと考えています。

時間のかかった案件を単純な失敗で終わらせず、次回の受注判断へ変えられるからです。

厚生労働省の2025年12月版モデル就業規則で変わったこと

厚生労働省は「モデル就業規則」の令和7年12月版を公開しています。

同版の主な改訂事項として示されているのは、国会・地方議会の議員へ立候補するための休暇規定や、犯罪被害者等のための特別休暇に関する説明などです。2025年12月版が公開されたことで、会社員の副業ルールが全国一律に新しく変わったわけではありません。

現在の令和7年12月版では、第70条のモデル規定として、労働者は勤務時間外に他の会社等の業務へ従事できるとされています。

一方、次の場合には、会社が副業・兼業を禁止または制限できる規定例も示されています。

  • 本業への労務提供に支障がある
  • 企業秘密が漏れる
  • 会社の名誉や信用を損なう
  • 競業によって会社の利益を害する

このモデル規定には、他社で雇用される副業だけでなく、事業主として行う仕事や、請負、委託、準委任契約による仕事も含むと説明されています。Webライターとして業務委託案件を受ける場合も、自社の就業規則を確認しておく必要があります。

ただし、モデル就業規則は各企業がそのまま採用しなければならない規則ではありません。

厚生労働省も、各事業場の実態に合わせて就業規則を作るためのモデル例だと説明しています。自分の勤務先が届出制、許可制、条件付き許可のどれを採用しているかは、勤務先の就業規則や担当部署で確認してください。

副業を始める前に確認する5項目

厚生労働省の「副業・兼業の促進に関するガイドライン」は、2018年1月に策定され、2020年9月と2022年7月に改定されています。

同省の公式ページでは、2022年7月8日改定版のガイドラインに加え、2025年3月31日改定版のパンフレットも公開されています。

ガイドラインでは、労働者が勤務先のルールを確認し、業務量、進捗、費やす時間、健康状態を自ら管理する必要性が示されています。始業・終業時刻や勤務時間などを記録する方法も紹介されています。

副業Webライターを始める前に、少なくとも次を確認します。

  • 勤務先への届出や申請が必要か
  • 本業と競合するクライアントではないか
  • 本業で知った非公開情報を使わないか
  • 会社の端末、アカウント、資料を使っていないか
  • 副業によって本業や健康へ支障が出ていないか

公的なモデルやガイドラインを確認することは大切ですが、最終的に適用されるのは自分の勤務先の規則や契約です。

規則や公的資料は改定されることがあるため、副業を始めるときだけでなく、仕事内容や契約形態が変わったときにも最新情報を確認してください。


考察|受注量は「空き時間」より「回復できる時間」で決める

ここからは、これまでの時間配分を踏まえた筆者の考察です。

会社員の副業Webライターは、カレンダー上の空き時間をすべて作業時間として数えないほうがよいと考えます。

本業が午後6時に終わり、午後11時30分に就寝する場合、時計の上では5時間30分あります。

けれども、その中には帰宅、食事、家事、入浴、家族との会話、翌日の準備、何も考えずに休む時間が含まれています。

5時間30分をそのまま副業へ使える時間と考えると、暮らしに必要な時間が透明になってしまいます。

受注量を決めるときに見たいのは、単なる空き時間ではありません。

作業した翌日にも回復し、本業と生活を続けられる時間です。

週2時間の余白は、納期を守るための仕事である

今回のモデルでは、平日に確保できる10時間のうち、案件へ割り当てるのは8時間です。

残り2時間は、何も生み出していない時間に見えるかもしれません。

しかし、急な残業、体調変化、資料の不足、通信トラブル、修正依頼が起きたとき、その2時間が納期へ戻る道になります。

予定をぎりぎりまで埋めることは、効率がよいように見えて、実際には小さな遅れを吸収できない状態です。

糸をぴんと張りすぎると、少し引かれただけで切れてしまいます。

副業の予定にも、少したるみを残しておくほうが、結果として長く使えると私は考えています。

8割ルールが向かない案件もある

週8割ルールは、作業量をある程度予測できる案件に向いています。

初めて扱う専門分野、取材が必要な記事、修正範囲が不明な案件では、見積もりそのものが大きく外れる可能性があります。

その場合は、最初から6割程度に抑えるか、通常より長い納期を相談したほうがよいでしょう。

また、平日の日中に即時返信を求められる案件は、夜だけ作業する会社員と相性がよくない場合があります。

書く力が足りないのではなく、案件の運用条件と生活時間が合っていないのです。

受注を断ることは、挑戦を諦めることとは違います。

自分の暮らしで守れる条件を選び直すことも、副業を育てる仕事の一部です。

続く人は、毎日止まらない人ではなく、早く戻れる人

残業、体調不良、家族の予定などで、計画どおり作業できない日はあります。

一日休んだことを「継続できなかった」と捉えると、副業そのものを投げ出したくなりやすくなります。

一方で、翌日の最初の一手、予備時間、自分の下書き完成日が決まっていれば、休んだ後にも戻れます。

私は、副業を続けるうえで大切なのは、連続して働いた日数より、予定が崩れてから再開するまでの時間だと考えています。

再開まで何日かかったのかを記録すると、自分が止まりやすい理由も見えてきます。

資料が散らばっていて戻れない人もいれば、次の作業が大きすぎて手を付けられない人もいます。

その場合は、意志を強くしようとするより、ファイルを一つにまとめる、次の作業を一行残す、30分の工程へ分けるといった仕組みを整えるほうが役立ちます。

好きなことや得意なことを副業へ育てるとき、早く結果を出そうとすると、生活に合わない量まで抱えやすくなります。

副業は、本業の外側へ無理に荷物を積み上げるものではありません。

今ある暮らしの中で、翌週にも持ち運べる大きさへ整えていく仕事です。


まとめ

会社員の副業Webライターが平日に週10時間を確保できる場合、3,000字案件1本を合計8時間で組み、残り2時間を予備にする方法があります。

一日の基本は、朝45分に調査や構成、夜75分に執筆や推敲を置く形です。ただし、毎日2時間を使い切らず、月曜日90分、火曜から木曜を各105分、金曜日75分にすると、合計は正確に8時間となります。

必要時間は文字数だけでは決まりません。

調査、構成、画像、入稿、連絡、修正を含めた総作業時間を見積もり、最初の3〜5件は工程別に実測して

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