2026年7月29日時点では、Webライター講座なら一律に教育訓練給付金を使えるわけではなく、厚生労働大臣が指定したコースと受給条件の両方を満たす必要があります。
また、厚生労働省などの公的機関を確認した範囲では、「副業ライター育成支援給付金」「Webライター育成支援給付金」という統一名称の国の制度は確認できませんでした。
最初に、申し込み前に確認したい要点をまとめます。
- 対象講座か:スクール名ではなく、申し込むコースの指定状況を確認する
- 自分が対象か:雇用保険の加入期間や過去の受給歴をハローワークで照会する
- 事前手続きが必要か:特定一般・専門実践は原則として受講開始日の2週間前までに手続きする
- いくら支給されるか:20%、40%、50%などの基本給付と、追加給付の条件を分けて考える
- いつ受け取れるか:契約時の値引きではなく、修了後などに申請して支給される場合が多い
「最大80%」という数字だけを見て契約すると、想定より自己負担が大きくなることがあります。
給付金は、値札からその場で差し引かれる割引券ではありません。条件を満たした人が、決められた時期に申請して受け取る公的給付です。
Webライター講座は教育訓練給付金の対象になる?
対象になる可能性はありますが、Webライティングを学べるという理由だけでは対象になりません。厚生労働大臣の指定を受けたコースに限られます。
教育訓練給付金は、働く人の主体的な能力開発やキャリア形成を支え、雇用の安定や就職の促進につなげるための制度です。
副業を始めたい人へ、一律に受講資金を配る制度ではありません。
対象講座は、厚生労働省の「教育訓練給付制度 厚生労働大臣指定教育訓練講座検索システム」で確認します。
厚生労働省は、2026年4月1日時点で専門実践教育訓練の対象を3,488講座、特定一般教育訓練の対象を1,424講座と公表しています。専門実践では同日付で303講座、特定一般では275講座が新規指定されました。厚生労働省+1
ただし、これらの講座には、看護師や介護福祉士などの養成課程、大学院、情報通信技術、マーケティング、事業モデルを学ぶプログラムなど、幅広い分野が含まれます。
「デジタル分野の講座が対象になっている」ことと、「一般的なWebライター養成講座が対象になっている」ことは同じではありません。
2026年7月時点で確認できたWebライター関連講座
2026年7月29日に、厚生労働省の公開情報を基準として、次の語句を使ってWebライター関連の指定講座を調べました。
- Webライター
- Webライティング
- SEOライティング
- ライティング
- コンテンツマーケティング
しかし、公開情報から確認できた範囲では、「Webライター講座」「Webライティング講座」と明確に名付けられた現行の指定講座について、コース名・実施施設名・指定番号をそろえて掲載できる確実な例を確認できませんでした。
これは、Webライターに役立つ内容を含む指定講座が一つも存在しない、と断定するものではありません。
Webマーケティング、デジタルマーケティング、広告運用、コンテンツ制作などの講座に、SEOや文章作成が一部含まれている可能性はあります。
一方で、文章の書き方や案件獲得を中心とする民間のWebライタースクールは、指定講座ではない場合も少なくありません。
そのため、特定のスクールを検討している人は、広告に「給付金対象」と書かれているかだけでなく、次の情報をスクールへ確認してください。
- 給付制度の正式名称
- 対象となるコースの正式名称
- 一般・特定一般・専門実践のどの区分か
- 厚生労働大臣指定講座の指定番号
- 指定の有効期間
- 対象となる受講開始日
- 通学コースとオンラインコースの指定の違い
指定講座はコース単位で管理されます。
同じ会社が運営していても、Aコースは対象、Bコースは対象外ということがあります。旧コースの指定実績があっても、現在募集されている新コースまで対象とは限りません。
厚生労働省によると、講座の指定期間は3年間で、自動更新ではありません。名称やカリキュラムが変更された場合も、必要な手続きが行われます。厚生労働省
スクールの知名度ではなく、申し込む日・コース名・指定番号を一組として確認することが大切です。
これは細かな事務確認に見えますが、給付対象かどうかを分ける中心部分です。
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— 白井 結
教育訓練給付金はいくら支給される?
教育訓練給付金には、一般教育訓練、特定一般教育訓練、専門実践教育訓練の3区分があり、基本給付は受講費用の20%、40%、50%です。
2026年7月29日時点の主な違いは、次のとおりです。
区分 基本の給付 追加給付 主な支給時期
一般教育訓練 教育訓練経費の20%、上限10万円 なし 修了後に申請
特定一般教育訓練 40%、上限20万円 条件を満たすと合計50%、上限25万円 修了後。追加分は資格取得・就職後
専門実践教育訓練 50%、年間上限40万円 条件を満たすと70%、さらに賃金上昇で80% 受講中6か月ごと。追加分は修了後
厚生労働省の制度案内では、一般教育訓練は教育訓練経費の20%、上限10万円です。
計算した金額が4,000円を超えない場合は、支給されません。
特定一般教育訓練は、修了後に教育訓練経費の40%、上限20万円が支給されます。
2024年10月1日以降に開始する対象講座では、資格取得などを行い、修了後1年以内に雇用保険の被保険者として雇用された場合、合計50%、上限25万円まで追加支給される仕組みです。厚生労働省+1
専門実践教育訓練は、受講費用の50%、年間上限40万円が、原則として受講中6か月ごとに支給されます。
さらに、修了後1年以内に定められた資格などを取得し、雇用保険の被保険者として就職した場合などは、20%分が追加され、合計70%、年間上限56万円となります。
2024年10月1日以降に受講を開始し、訓練前後で賃金が5%以上上昇するなどの条件も満たした場合は、さらに10%分が加わり、合計80%、年間上限64万円となる可能性があります。厚生労働省+1
「最大80%」は誰にでも適用される給付率ではない
専門実践教育訓練の80%は、受講を始めただけで適用される割合ではありません。
大きく分けると、次の段階があります。
1. 受講中の基本給付として50%
2. 資格取得や就職などの条件を満たして合計70%
3. 訓練前後の賃金が5%以上上昇するなどの条件を満たして合計80%
広告では、このうち最も高い割合だけが大きく表示されることがあります。
しかし、読者が最初に確認すべきなのは「最大値」ではなく、自分が現実的に到達できる給付段階です。
とくにWebライター系の学習では、民間の修了証が発行されても、追加給付の対象となる「定められた資格等」に該当するとは限りません。
資格取得を目的としない講座の場合、専門実践や特定一般の追加給付条件と結びつきにくい可能性があります。
筆者としては、ここがWebライター講座と給付制度を考えるうえで見落としやすい点だと感じます。
「文章力が上がった」「副業を始めた」という成果と、公的制度が定める資格取得・雇用・賃金上昇の条件は、別々に判定されるからです。
給付金は受講料の即時割引ではない
教育訓練給付金は、一般的なクーポンとは仕組みが異なります。
たとえば受講料が30万円で、最終的に20%の給付を受けられる場合でも、契約時に24万円だけ払えばよいとは限りません。
いったん30万円を支払い、修了後に申請して6万円を受け取る流れになることがあります。
そのため、家計では次の3つを分けて確認してください。
- 契約時までに必要な金額
- 給付対象として認められる教育訓練経費
- 実際の支給時期と支給条件
パソコン代、通信費、任意の追加教材、追加添削料、分割手数料などは、給付対象にならない場合があります。
最終的な負担は、次のように考えると整理しやすくなります。
最終負担の見込み=講座への総支払額-実際に支給された給付金
ただし、給付対象外の費用や分割手数料も総支払額に含めて考えなければなりません。
修了要件を満たせなかった場合や申請期限を過ぎた場合は、予定していた給付を受けられない可能性もあります。
生活費を守るためには、給付予定額を確定した貯蓄のように扱わず、給付が遅れたり受けられなかったりしても支払える範囲で検討するのが現実的です。
教育訓練給付金の受給条件は?
講座が指定されていても、受講者本人が雇用保険の加入期間などの条件を満たさなければ支給されません。
一般教育訓練と特定一般教育訓練では、原則として受講開始日までの雇用保険の支給要件期間が3年以上必要です。
初めて教育訓練給付金を利用する場合は、当分の間、1年以上あれば対象となる可能性があります。
専門実践教育訓練も原則3年以上ですが、初回利用の場合は2年以上が基準です。ハローワークの保険+1
離職している人は、原則として雇用保険の被保険者資格を失った日の翌日から、受講開始日までが1年以内であることも関係します。
妊娠、出産、育児、病気やけがなど、すぐに受講できない事情がある場合には、適用対象期間を延長できることがあります。
過去に教育訓練給付金を受けたことがある人は、前回の受講開始日や、その後に雇用保険へ加入していた期間も確認されます。
整理すると、主に次の条件を照合します。
- 受講開始日時点で在職中か、離職後一定期間内か
- 雇用保険の支給要件期間を満たすか
- 初回利用か、過去に受給したことがあるか
- 受講予定コースが開始日時点で指定されているか
- 所定の修了条件を満たせるか
- 事前手続きが必要な区分か
雇用保険に何年入っていたかを、自分の記憶だけで判断するのは避けたほうがよいでしょう。
勤務先が複数ある人、転職の間に空白期間がある人、パートや派遣として働いてきた人は、加入履歴の計算が複雑になることがあります。
ハローワークでは「教育訓練給付金支給要件照会票」を使い、受講前に受給資格を確認できます。
スクールへの相談と、ハローワークへの受給資格照会は役割が異なります。
スクールは講座のカリキュラムや指定番号を案内できますが、個人の最終的な受給資格を決定する機関ではありません。
「スクール担当者から使えると言われた」という説明だけで契約せず、管轄のハローワークで確認することが大切です。

対象講座の探し方と確認方法は?
対象講座は、厚生労働省の検索システムで候補を探し、コース名・指定番号・指定期間をスクール資料と照合します。
確認の順番は、次のとおりです。
1. 学びたい内容と受講方法を決める
2. 教育訓練講座検索システムで候補を探す
3. コースの正式名称と実施施設名を確認する
4. 指定番号と指定期間を控える
5. スクールの募集ページや明示書と照合する
6. ハローワークで自分の受給資格を照会する
7. 事前手続きと申請期限を確認してから契約する
検索するときは、「Webライター」だけで見つからないことがあります。
学びたい範囲に合わせて、次の関連語も試すと候補を広げられます。
- Webマーケティング
- デジタルマーケティング
- コンテンツマーケティング
- SEO
- 広告
- 広報
- 編集
- デジタルコンテンツ制作
ただし、検索結果に表示された講座が、自分の希望するWebライター講座と同じ内容とは限りません。
Web広告運用が中心の講座、Webデザインやプログラミングが中心の講座、転職支援を主目的とする講座もあります。
ライティングを学びたい人は、カリキュラムの中に次の内容がどこまで含まれているか確認しましょう。
- 読者の検索意図を整理する方法
- 一次情報を使ったリサーチ
- SEO記事の構成作成
- 本文執筆と推敲
- 引用、著作権、広告表現
- WordPressへの入稿
- 添削と再提出
- ポートフォリオ制作
給付対象だからといって、Webライターに必要な実践がすべて含まれているとは限りません。
反対に、希望する内容が十分に含まれていても、教育訓練給付金の指定を受けていない講座はあります。
ここは、二つの判定を分けると迷いにくくなります。
第一の判定は、その講座が自分の学習目的に合うか。第二の判定は、そのコースで給付金を使えるかです。
順番を逆にすると、給付率は高いものの、学びたい内容が少ない講座を選んでしまうことがあります。
申請手順と期限はどうなる?
一般教育訓練は主に修了後の申請ですが、特定一般教育訓練と専門実践教育訓練は、原則として受講開始日の2週間前までに受給資格確認が必要です。
特定一般教育訓練と専門実践教育訓練では、受講前に訓練対応キャリアコンサルタントによるキャリアコンサルティングを受け、ジョブ・カードを作成します。
そのうえで「教育訓練給付金及び教育訓練支援給付金受給資格確認票」などを、住所を管轄するハローワークへ提出します。
厚生労働省とハローワークの案内では、この受給資格確認は原則として受講開始日の2週間前までです。郵送の場合も、2週間前までの消印が必要と案内されています。ハローワーク+2ハローワーク+2
一般教育訓練の主な流れ
1. 指定講座と受給資格を確認する
2. 講座を受講する
3. 所定の条件で修了する
4. 教育訓練修了証明書や領収書を受け取る
5. 修了日の翌日から1か月以内に支給申請する
一般教育訓練と特定一般教育訓練の基本給付は、原則として修了日の翌日から1か月以内に申請します。ハローワークの保険+1
特定一般教育訓練の主な流れ
1. 訓練前キャリアコンサルティングを受ける
2. ジョブ・カードを作成する
3. 受講開始日の2週間前までに受給資格確認を行う
4. 受講し、修了条件を満たす
5. 修了日の翌日から1か月以内に基本給付を申請する
6. 資格取得・就職などの条件を満たした場合は追加給付を申請する
追加給付では、資格取得や就職の日を基準に、別の申請期限が設けられます。
専門実践教育訓練の主な流れ
1. 訓練前キャリアコンサルティングを受ける
2. ジョブ・カードを作成する
3. 受講開始日の2週間前までに受給資格確認を行う
4. 受講中、原則6か月ごとに支給申請する
5. 修了後、資格取得や就職の条件を満たせば追加申請する
6. 賃金上昇の条件を満たす場合は、さらに追加申請する
必要書類や申請可能な期間は、受講開始日、離職・在職の状況、講座区分によって異なります。
「受講後に手続きすればよい」と思い込まず、契約前にハローワークへ相談してください。
講座の申込期限に間に合っても、給付制度の事前手続きに間に合わなければ、支給対象にならない可能性があります。
教育訓練支援給付金や求職者支援制度との違いは?
教育訓練給付金は主に受講費用を支える制度で、教育訓練支援給付金と職業訓練受講給付金は、一定の人の訓練中の生活を支える制度です。
名称は似ていますが、自由に置き換えて利用できるものではありません。
教育訓練支援給付金
教育訓練支援給付金は、専門実践教育訓練を受ける一定の失業者について、訓練期間中の生活を支える制度です。
2025年4月1日以降に専門実践教育訓練を開始した人は、原則として雇用保険の基本手当の日額の60%相当が支給基準です。
2025年3月31日以前に受講を開始した人は80%相当とされ、開始日によって割合が異なります。厚生労働省+1
対象となるには、専門実践教育訓練の受給資格に加えて、受講開始時に45歳未満であること、失業状態にあること、昼間通学制の講座を受けることなどの条件があります。
そのため、会社員が本業を続けながらオンラインのWebライター講座を受けるケースで、一般的に利用できる生活費給付ではありません。
求職者支援制度の職業訓練受講給付金
求職者支援制度は、雇用保険の失業給付を受けられない求職者や、一定の条件を満たす在職者などが、無料の職業訓練と就職支援を受ける仕組みです。
本人収入、世帯収入、金融資産、出席状況などの要件を満たす場合には、職業訓練受講給付金として月10万円と通所手当などを受けられる可能性があります。
ただし、自分の好きな民間スクールを自由に選び、月10万円を受講料へ使える制度ではありません。
ハローワークが受講の必要性を認めた求職者が、指定された求職者支援訓練などを受ける制度です。
「Webライターを副業にしたい」という希望だけで、無条件に給付されるものではありません。
制度を探すときは、現在の状況を基準に入口を分けましょう。
- 会社員として指定講座を受ける:教育訓練給付金を確認
- 離職中に専門実践教育訓練を受ける:教育訓練支援給付金も確認
- 雇用保険の失業給付を受けられず、就職を目指す:求職者支援制度を確認
似た名前を一枚の地図に重ねると迷いやすくなります。
「何の費用を支える制度か」「誰の就職を支える制度か」を分けると、自分が確認すべき窓口が見えやすくなります。

考察|Webライター講座は最大給付率より到達条件を見る
ここからは、公式資料を確認したうえでの筆者の考えです。
教育訓練給付金の広告では、20%より50%、50%より80%という数字に目が向きやすくなります。
けれども、Webライター講座を検討する人にとって重要なのは、最も高い給付率ではなく、そのコースがどの区分で指定され、自分がどの条件まで満たせるかです。
専門実践教育訓練は、中長期的なキャリア形成につながる専門性の高い講座が中心です。
2026年4月1日時点の指定講座には、資格取得を目指す養成課程、専門学校、大学院、大学の職業実践プログラム、第四次産業革命スキル習得講座などが含まれます。厚生労働省
一方、一般的なWebライター講座は、数か月で文章の基礎やSEO、案件応募を学ぶ民間講座が中心です。
国家資格や業務独占資格の取得を目標とせず、副業や業務委託での活動開始を目指すものも多くあります。
その構造を考えると、Webライター講座と専門実践教育訓練の追加給付条件は、必ずしも相性がよいとは限りません。
たとえば、受講後に業務委託の案件を始めて収入が増えても、「雇用保険の被保険者として就職した」という追加給付条件と同じ扱いになるとは限りません。
副業の売上増加と、制度上の賃金上昇も同じ意味ではありません。
ここを曖昧にしたまま「副業で成果が出れば最大80%」と理解するのは避けるべきです。
個人的には、Webライター講座を探す人ほど、次の三段階で数字を見るのがよいと考えています。
1. 自分が利用できる基本給付はいくらか
2. 追加給付に必要な資格や雇用条件は何か
3. その条件は自分の副業計画と一致しているか
基本給付だけでも費用負担を軽くできるなら、利用を検討する価値はあります。
しかし、到達する予定のない追加条件まで含めた「最大額」を、講座選びの前提にする必要はありません。
給付対象であることは、案件獲得の保証ではない
厚生労働大臣の指定講座であることは、公的制度上の指定要件を満たしていることを示します。
ただし、受講すればWebライター案件を獲得できる、継続収入を得られる、希望する単価で働けるという保証ではありません。
講座を比較するときは、給付制度とは別に、次の点を確認したいところです。
- 一記事を企画から完成まで作る課題があるか
- 添削で修正理由まで説明されるか
- 課題をポートフォリオとして公開できるか
- 案件紹介に選考や条件があるか
- 受講料以外の費用を含む総支払額はいくらか
- 本業や家事と両立できる受講時間か
ただし、講座選びの比較を広げすぎると、給付制度の確認が後回しになります。
まずは対象コース、受給資格、期限、自己負担額を確定させ、そのあとで学習内容を比べるのが分かりやすい順番です。
好きなことを副業へ育てるとき、大きな数字は明るい看板のように見えます。
けれども、本当に歩く道を照らしてくれるのは、看板よりも、足元に書かれた条件です。
急いで契約する必要はありません。
指定番号と受給資格を一つずつ確かめる時間は、遠回りではなく、暮らしを守りながら学ぶための準備だと私は考えます。
まとめ
2026年7月29日時点では、すべてのWebライター講座で教育訓練給付金を使えるわけではありません。
利用するには、申し込むコースが厚生労働大臣の指定講座であり、受講者本人も雇用保険の加入期間などの受給条件を満たす必要があります。
一般教育訓練の基本給付は受講費用の20%、特定一般教育訓練は40%、専門実践教育訓練は50%です。
特定一般は資格取得や就職などで合計50%、専門実践は資格取得・就職などで70%、さらに賃金が5%以上上昇するなどの条件を満たすと80%になる可能性があります。
ただし、最大80%は契約時の一律8割引ではありません。
Webライター関連については、今回確認した公開情報の範囲では、「Webライター講座」と明確に名付けられた現行指定講座の具体例を、指定番号まで含めて確実に確認できませんでした。
検討中の講座がある場合は、スクールからコースの正式名称と指定番号を受け取り、厚生労働省の検索システムと管轄のハローワークで照合してください。
特定一般教育訓練と専門実践教育訓練は、原則として受講開始日の2週間前までに受給資格確認が必要です。
給付率だけで決めず、実際に受け取れる金額、支給時期、修了条件、総支払額まで確認したうえで、自分の暮らしに無理のない講座を選ぶことが大切です。
よくある質問
Webライター講座なら教育訓練給付金を使えますか?
Webライティングを学べるだけでは対象になりません。
厚生労働大臣が指定したコースであり、受講者本人も雇用保険の加入期間などの条件を満たす必要があります。スクール名ではなく、コース名と指定番号を確認してください。
対象のWebライター講座はどこで探せますか?
厚生労働省の「教育訓練給付制度 厚生労働大臣指定教育訓練講座検索システム」で探します。
「Webライター」で見つからない場合は、Webマーケティング、コンテンツマーケティング、SEO、編集などの関連語でも検索できます。ただし、カリキュラムが希望する内容と合うかは別に確認が必要です。
最大80%給付なら、受講料は最初から2割負担ですか?
最初から2割だけ支払えばよいという意味ではありません。
専門実践教育訓練の基本給付は50%で、資格取得・就職などにより70%、さらに賃金が5%以上上昇するなどの条件を満たすと80%になる仕組みです。先に受講料を支払い、後から申請する場合があります。
会社員が副業目的で受講しても対象になりますか?
副業目的というだけで対象外になるわけではありませんが、指定講座と雇用保険の受給条件を満たす必要があります。
また、専門実践や特定一般の追加給付には資格取得、就職、雇用保険への加入、賃金上昇などの条件があります。業務委託の副業を始めただけで追加給付の条件を満たすとは限りません。
申し込み後にハローワークへ行けば間に合いますか?
講座区分と受講開始日によります。
特定一般教育訓練と専門実践教育訓練では、原則として訓練前キャリアコンサルティングを受け、受講開始日の2週間前までに受給資格確認を行います。契約や受講開始の前に、管轄のハローワークへ相談してください。
確認した主な公的資料
この記事は、2026年7月29日に次の公的資料を確認して作成しました。
- 厚生労働省「教育訓練給付金」
- 厚生労働省「専門実践教育訓練の指定講座を公表しました(令和8年4月1日付け指定)」2026年2月13日公表、同年2月27日修正
- 厚生労働省「特定一般教育訓練の指定講座を公表しました(令和8年4月1日付け指定)」2026年2月13日公表
- 厚生労働省・ハローワーク「専門実践教育訓練の『教育訓練給付金』のご案内」
- ハローワーク「特定一般教育訓練の『教育訓練給付金』のご案内」
- ハローワークインターネットサービス「教育訓練給付金」
- 厚生労働省「雇用保険法等の一部を改正する法律等の概要」
制度内容、指定講座、申請書類、個人の受給資格は更新または個別判断の対象となります。
受講契約を結ぶ前に、厚生労働省の講座検索システムと、住所を管轄するハローワークで最新情報をご確認ください。
執筆:白井 結(趣味を副業に育てたハンドメイド系発信者)
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— 白井 結
